GLOSSARY

ヒッピー文化用語辞典
カウンターカルチャー・コミューン・サイケデリック

人物・出来事・思想・音楽の言葉を、初めて調べる人にも分かる長さで整理しました。

ヒッピー文化用語辞典とは

この用語辞典は、1960年代のヒッピー文化を理解するための主要語を短く定義したものです。言葉同士の関係を知りたい場合は、各項目から思想、ファッション、社会背景、アートの解説ページへ進めます。

人と思想に関する用語

ヒッピー
1960年代半ばのアメリカで広がったカウンターカルチャーに関わる若者たちの総称。統一組織ではありません。
カウンターカルチャー
主流社会の制度、価値観、生活様式に対抗し、別の文化や生き方をつくろうとする動きです。
ビート・ジェネレーション
1940~50年代から活動した文学・芸術の流れ。旅、ジャズ、詩、東洋思想などを通じて後の若者文化へ影響しました。
ニューレフト
既成政党とは異なる立場から、戦争、大学、人種、労働などの政治・社会問題へ取り組んだ新左翼運動です。
フラワーパワー
花を平和と非暴力の象徴として掲げる表現。反戦デモやサンフランシスコの若者文化と結びつきました。
Make love, not war
戦争より愛を、という反戦と平和の意思を簡潔に示した標語です。

場所と出来事に関する用語

ヘイト・アシュベリー
サンフランシスコの地区名。1960年代半ばに音楽家、芸術家、若者が集まり、ヒッピー文化の中心地になりました。
ヒューマン・ビーイン
1967年1月にゴールデン・ゲート・パークで開かれた集会。音楽、詩、思想、若者文化が交差しました。
サマー・オブ・ラブ
1967年夏に多くの若者がサンフランシスコへ集まった現象。音楽とファッションが世界へ広まる契機になりました。
ウッドストック
1969年8月にニューヨーク州ベセルで開かれた大規模音楽祭。平和と音楽を掲げた世代の象徴です。
コミューン
住居、食事、労働、育児などを共同で営もうとする生活共同体。都市型と農村型がありました。
ディガーズ
サンフランシスコで無料の食料配布や店舗などを行い、金銭に依存しない共同体を試みた集団です。

アートと生活に関する用語

サイケデリック
強い色彩、反復、歪み、没入感を特徴とする表現。音楽、ポスター、ライトショーへ広がりました。
アシッド・ロック
歪んだ音、長い即興、音響効果などを用いたサイケデリック・ロックの一系統です。
タイダイ
布を縛って染め、偶然性のある模様をつくる技法。手作りのヒッピーファッションを象徴します。
ベルボトム
膝下から裾へ向かって広がるパンツ。1960年代末から70年代の若者ファッションを代表します。
バック・トゥ・ザ・ランド
都市生活を離れ、農村で自給的・共同体的な暮らしを目指す「大地へ帰れ」の思想です。
ナチュラルフード
高度に加工された食品を避け、全粒穀物、野菜、有機栽培などを重視した食文化です。

ヒッピー文化用語辞典についてよくある質問

ヒッピーとビートニクの違いは?

ビートは主に1940~50年代の文学・芸術の流れで、ヒッピーは1960年代半ばに広がった生活・音楽・社会文化です。

サイケデリックとは薬物だけを意味しますか?

いいえ。語源上の関係はありますが、現在は強い色彩や歪み、反復を使う音楽・美術・デザイン様式も指します。

ウッドストックはウッドストックの町で開催されましたか?

実際の会場はニューヨーク州ベセルの農場でした。名称は当初の開催構想と文化的イメージに由来します。

ヒッピー文化をさらに読む

主な参考資料

背景素材:Siddharth Patil「Tie-dye」(CC0・WebP形式へ変換)