ニュー・レフト
ヒッピーと同じように既存の権威に反抗する面では同じだが、ニューレフトが政治・体制を覆そうとしたのにヒッピーは自己とその仲間からなる小さな共同体の意識拡大と一体感(トゥギャザーネス)を求めた。

カウンターカルチャー
1960年代に起こった若者の動きが既成文化に対するカウンター(対抗、敵対、反抗)であったことから呼ばれた。

ウッドストック・フェスティバル
ウッドストックはニューヨーク州南西のキャットスキル山の裾野に広がる酪農地帯。
1969年8月の音楽祭は、当時のヒッピー文化の集大成という趣で、参加者推定三十万人以上という大規模な音楽祭ながら、暴動のような事態になることがなく、極めて平和的、友好的に運営され、
成功裡に終わったことで、伝説的なイベントとなった。

サイケデリック芸術
人工合成による初の麻薬LSDによる幻覚体験から、発生したといわれる1960年代の芸術様式のひとつ。
サイケデリック芸術は派手な蛍光がかった原色による配色を特徴とする。

サイケデリック
ドラッグ服用によって起こる幻覚と陶酔の状態に似ているさま

ヘイト
カリフォルニア州サンフランシスコアシュベリー地区(略称:ハシュベリー)のこと。
1960年代からヒッピーが住み始め、ムーブメントの中心的だった町。
現在ももちろん存在し、60年代を愛するような私のような人たちにとっては、1種の観光名所である。
当時は後に大統領となるロナルド・レーガンがカリフォルニア州知事に当選し、「ターザンのみたいに裸で、ジェーンみたいな髪をし、チーターみたいに臭い」連中だと批判したこともあった。

Turn on, tune in, drop out
turn on(スイッチをつけろ)はドラッグの効力で意識拡大を始めよ、tune in(波長を合わせろ)は、その拡大された意識を解放・表現せよ、つまりライフスタイルを変えよ、drop outは内面の変革の帰結として社会に背をむけよ。

ヒッピー(Hippie)
生の純粋さをもつ黒人に憧れ、黒人風の真似をする50年代のヒップスター(ビートニク)に由来する。
ヒッピー=ヒップスターのひよこという意味。ヒッピーはその多くが裕福な白人中産階級の出で、文学という言語媒体よりもドラッグとロック(音楽)からなる非言語媒体を志向した。
*類語・・・フラワー・チルドレン、ラブ・ジェネレーション。美と平和と愛の申し子というわけである

イッピー(Yippie)
ベトナム戦争に反対した若者の政治的・反戦主義グループ。
yippie→Youth International Party+hippie