”北京からきた女の子”フェイ・ウォンも(シャーリー・ウォンの時代もあったが)今や世界のトップ・アーティストたちとも
肩を並べる存在に、その個性的とも取れるヴォーカル・スタイル、常にリーダー的でもあるファンション・センス、
普通「生意気」とか「愛想がない!」と取られるその発言や行動さえもが彼女の魅力ではないでしょうか?
デビュー当時はそのルックスなどからアイドル路線でありましたが、徐々に彼女の歌唱力が評価され、
世界を代表する歌姫になっていったのです。
フェイ・ウォンが日本でブレイクし始めたのは、ウォン・カーウェイ監督”恋する惑星”で流れたThe Cranberries(クランベリーズ)
の”Dreams(ドリームス)”のカヴァー曲夢中人他 ’あたりでしょうか?
そして続く、FF(ファイナル・ファンタジー)で有名なEYES ON ME!
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記念すべき姫ことフェイの日本公演は’99年の3/11と12日の2日間、公演当初は名は知られてはいましたが、果たして
武道館を2日間もいっぱいに出来るのか?という声さえ周囲では囁かれていましたが、大成功のうちに終了。
香港でのセットをそのまんまでと言う訳にはいかないが
(香港コロシアムでは登場の際に天井よりワイヤーでつるされたゴンドラにて登場!)、
そんな事を言っている場合ではなく、来日公演の実現自体が奇蹟であるとも囁かれていた(らしい)。
その香港公演では、ワイヤー技の他中央円形のステージ回りにセットされたクレーンが蜘蛛の足の如く伸びたり、
縮んだり、そのクレーンを移動(つっても地上何十メートルの世界)をひょこひょこと移動しながらも歌ってしまうという、
観ている方がドキドキ、ハラハラ(しかしさすがに香港人は平然とご鑑賞)してしまうエキサイティングなステージ。
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スクリーンもセットされ、愛娘のじんとんちゃんも映し出され、オーディエンスからは拍手。
そしてやっぱり盛り上がるこの曲、映画恋する惑星のテーマ曲夢中人ではガラモン、
ジャミラ風(ややお間抜け顔)のキャラクターがステージに登場しフェイと共にダンスしていたが、
このキャラは日本公演にては欠席となっていた。
そして日本公演でも披露されたクイーンのカヴァー曲「ボヘミアン・ラプソディー」今だこのセットは一部のファンより謎とも
されているが、コーラス隊を率いての熱唱、最新の2枚組ライブ・アルバムにも収録されています。
最近では日本のメディアへも露出。連続ドラマ、”ウソコイ”では主演:中井喜一に続く準主役的なポジションで日本の
お茶の間に登場したのも新しいところ。
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